“Oysters Rockefeller(オイスターロックフェラー)”!未だ明かされないオリジナルレシピ!!
1.” Oysters Rockefeller “って何?
2.未だ明かされぬオリジナルレシピ
3.”ほうれん草を使う=Oyster Rockefeller”なのか??
4.” Oysters Rockefeller “の材料
5.” Oysters Rockefeller “を作ってみよう!!
人気ブログランキング参加しています。
押してくれると嬉しい。。
” Oysters Rockefeller “って何?
Oysters Rockefeller(オイスターロックフェラー)というのはNewOrleansで生まれた牡蠣料理で、アメリカでは非常にポピュラーな前菜の一つです。
一応、定義と言うか、Oyster Rockfellerがどういった料理なのかと言いますと…。
“バターとパセリ及びその他のグリーンハーブ、それにパン粉を合わせたリッチなソースを、殻つきの牡蠣の身にのせてオーブンで焼くまたは炙り焼く料理”だと”されて”います。
“されている”という含みは、後にも書きますように、この料理のオリジナルレシピが未だに秘匿され続けていることを考えてのことです。
ちなみに、この料理は1899年にNewOrleansのレストランAntoine’sのJules Alciatoreが考案した料理です。
さらにちなみに、料理名の”ロックフェラー”はご想像の通り、ロックフェラー財団から取られているものです。牡蠣にのせる“ソースのリッチさ”を”当時最大の富豪”となぞらえたわけです。
未だ明かされぬオリジナルレシピ
さて、上でも軽く触れましたが、実はこの“Oyster Rockfeller”のオリジナルレシピは公開されていません。
“オリジナルレシピは一子相伝で考案者のJules Alciatoreの家族以外は知らない”とか、そもそも”Julesがレシピを墓まで持って行ってしまったので誰一人オリジナルレシピを知らない”とか、なんとか。。
レシピが公開されていないものの、その味は数知れぬ人々を魅了し、NewOrleansの他のレストランもこぞって模倣、レシピを模索しました。
なので、今日ではほとんどどのレストランでも”Oyster Rockefeller”を出していますが、それぞれのレストラン独自に開発したレシピな訳です。
実際、僕の行ったNewOrleansのレストランのメニューに書かれた”Oyster Rockefeller”の説明には“classic sause done our way”と但し書きがされていました。
ちなみに、この料理は多くの料理研究家たちの興味の対象となっているわけですが、未だに正しくオリジナルレシピの味わいを再現しているレシピは作られていないと言われています。
僕もAntoine’sには行くことができなかったので、オリジナルの実物は食べれてもいないんですよね。次の機会には是非食べたいものです。
“ほうれん草を使う=オイスターロックフェラー”なのか??
さて、最近ではなぜか単に“牡蠣をほうれん草とパン粉とともに焼いたもの”をオイスターロックフェラーだと考えている人が多いようですが、実際はこの認識は間違いです。
もともとオリジナルレシピの特徴として“緑色”であったという点を、ほうれん草を使うことで実現し、そこから一般に広がっていたわけです。
そもそもAntoine’sのシェフはオリジナルレシピにおけるほうれん草の使用を否定しているそうですし、他にも料理研究家たちもそのことを支持しているようです。
オリジナルレシピの公開されていない今、ほうれん草を使ったレシピが一般的になっているのも事実ですが、やはり“ほうれん草を使う=Oyster Rockefeller”という認識は必ずしも正しくはありません。
“ほうれん草を使いさえすればOysterRockfellerである”という認識は間違っていると言った方がわかりいいでしょうか。もちろんほうれん草を使いはしますが、それだけが全ての要素ではないということです。
個人的にはアニス酒もパセリも使わず、ソースをピュレ状にすらしていないものを”Oyster Rockfeller”だよ、と出されても違和感が拭えません。
” Oysters Rockefeller “の材料
ではOyster Rockefeller(オイスターロックフェラー)の本格レシピです。材料は以下の通りです。
・牡蠣(殻付き):12個
・ほうれん草:3束
・ピーマン:1/2個
・セロリ:1本
・長ネギ:1本
・にんにく:3片
・バター:適量
・ウスターソース:適量
・Herbsaint(アニス酒):1/2カップ
・パン粉:1/3カップ
・塩こしょう:適量
*HerbsaintというのはNeworleansのお酒ですが、日本ではなかなか手に入りません。その他のアニス酒で代用しても大丈夫です。あるいはスターアニス(アニスとは異なる植物ですが、味と香りが似ている)とジンで代用しても悪くないです。
” Oysters Rockefeller “を作ってみよう!!
牡蠣の殻が汚れていれば、たわしで軽く洗います。殻の隙間からナイフを入れ、貝柱を外して殻を開けて身を外します。外した牡蠣の身はザルで水洗いして、殻に戻して冷蔵庫に入れておきます。
野菜の下準備。ほうれん草はざく切り、ピーマン、ネギ、セロリ、にんにく、パセリ、バジルはみじん切りにしておきます。ネギは白い部分と緑の部分を分けて、セロリは茎の部分と葉の部分を分けてみじん切りにしてください。
ざく切りにしたほうれん草は、フードプロセッサーにかけます。その後、ザルにあげてヘラで濾すようにして十分に水気を除きます。
フライパンにバターを溶かして、みじん切りにしたネギの白い部分、ピーマン、セロリの茎の部分を炒めます全体にしっとりとしてきたら、にんにく、ネギの緑色の部分、セロリの葉の部分を加えて、さらに1分ほど炒めます。
先ほどのほうれん草と、バジル、パセリのみじん切りを加え、さっと炒めます。さらにHarbsaint(アニス酒)と塩こしょう、タバスコ、ウスターソースを入れ、5分ほど煮て火からおろします。
粗熱が取れたら、フードプロセッサーに移し、粗めのピュレにします。
ピュレをボウルに注ぎ、さらにパン粉を加えて軽く混ぜ合わせます。これでソース(衣?)は完成です。冷蔵庫から牡蠣を取り出して、それぞれ牡蠣の身が覆いかぶるくらいたっぷりとソースをかけます。
オーブンを200度に予熱します。牡蠣を殻ごと鉄板に並べ、15分焼きましょう。表面に焼き色がつくくらいになれば出来上がりです。
焼き加減が足りないように感じれば、オーブンの下段に移してさらに1,2分焼いてください。
とはいうものの、焼きすぎると美味しくありませんので、焼き時間には注意しましょう。牡蠣はやや半生くらいの方が美味しいものです。
盛りつければ、かなり見た目の豪華な料理になるのでパーティーなどでも使える逸品です!!
欧米では牡蠣料理には、牡蠣専用のオイスタープレートが一般的です。日本では殻付きの牡蠣がそこまで手に入りやすくはないこともあってか、あまり知られてない印象ですけれど…。
[amazonjs asin=”B075CBFH3P” locale=”JP” title=”オイスタープレート – ” How to Eatオイスター”図8簡単な手順でプレート ホワイト”]
[amazonjs asin=”B004CFF2GG” locale=”JP” title=”ペルノ アニスリキュール フランス 700ml”]