【本格ドイツ料理】ドイツじゃビールは飲むにとどまらない!!ドイツ風ビールスープ”Biersuppe(ビーアズッペ)”!!

“Biersuppe(ビーアズッペ)”

Biersuppe(ビーアズッペ)とは??

Biersuppeビーアズッペとは(Bier=ビール + suppe=スープ)で、名前のまま”ビールのスープ”です。わざわざドイツ料理を調べてこのページにたどり着いた人なら当然ドイツという国とビールが切っても切り離せない関係にあることはご存知のはず。

ドイツ風ビールのスープ”Biersuppe”

ドイツではビールは飲むだけでなく、食べるものです。様々な料理に食材として使用されています。以前紹介したベルリン風シュバイネブラーテンにもたっぷりのビールを使いましたね。

加えて、ドイツではスープは”飲む(trinken)”ではなく”食べる(essen)”と表現されます。

つまり、ビールのスープ”Bier suppe”はまさに”食べるビール”なのです!!

ちなみに、”Bier suppe”には大きく分けて砂糖とシナモンなどのスパイスを入れる甘い(ホットビールより??)ものと、塩で味をつけるものの2種類があります。日本では前者が”heisse Biersuppe(暖かいビールスープ)”として知られている様子で後者の知名度はかなり低いようです。

その他にも様々なマイナーチェンジ(玉ねぎを入れる入れない問題,ミキサーにかけるかけない問題, etc ..)があったりして、Biersuppeの作り方は多種多様です。

今回紹介するレシピは、おかずとして食べられるビールスープの中でも比較的シンプルな部類の、まあ、基本形的なものです。

ドイツ人とビール。

そもそもビールはキリスト教の断食期間(復活祭の前にある)を乗り切るために修道士たちが飲用していたものでした。つまり、当時ビールは嗜好品ではなく、栄養をとるための必需品だったわけです(断食中でも液体は摂取して良い)。ビールはその栄養価の高さから、ドイツでは『飲むパン』とも呼ばれているのです。そんなこんなで風邪をひいたら子供でもホットビールを飲むのがドイツ流です笑

ちなみに、ドイツではソフトドリンクよりもビールのほうが安い…はず。最近の事情は詳しくないので悪しからず。

そして、ドイツの人々は日本人のようにビールをキンキンに冷やしたりはしません。あくまで喉越しではなくビールの味を楽しもうというわけで、日本人からすると”ぬるい”と感じるくらいの温度が良いそうで…。氷点下エクストラコールドなんてとんでもない。知り合いのドイツ人は、エクストラコールドの氷点下に冷やされたビールを、ビールよりさらに冷たい目で見ていました。

ちなみに、今回の紹介するBiersuppeですが、なんと18世紀頃からレシピが残っているのだとか…。かなり根強い食事ですね。

ともかく、ビールはドイツ人にとって生活から切っても切り離せないものなのです(もちろんドイツ人にもビールが飲めない人はいます)。

“Biersuppe(ビーアズッペ)”の材料

 ・ビール(マイルドなもの、ダーク系がお勧め)
 ・玉ねぎ
 ・ブイヨン
 ・生クリーム
 ・卵黄
 ・古くなったパン(新しいのでももちろんできる)

パンはドイツパンがベターですが、食パンなどでも構いません。

“Biersuppe(ビーアズッペ)”を作ってみよう!本格レシピ!!

動画で作り方を解説!!動画下に写真と文章での説明もあります!!


鍋に多めのバターを溶かし、古くなったパンを炒めましょう。

パンは1辺1cmほどの立方体に切ります。できればドイツパンが良いですが、食パンでも美味しくできます。

古くなって硬くなったパンをスープ用の食材として再利用(?)するのはパン食の各国の食文化で用いられる定番の調理法ですね。

バターは変に使用量を抑えず、きちんと十分量たっぷり使いましょう。少なくとも、パンの全面にバターが染みていないようですとバターの量は不十分です。どうしてもバター使用量を軽減したければオリーブオイルで代用すると良いでしょう。

弱火~中火程度の火力でじっくりと炒めて、焦がさないように気をつけつつ、サクサクに仕上げましょう

炒めあがったら、一度フライパンから取り出して、お皿か何かに取り置いておきます。

玉ねぎをバターでじっくりときつね色になるまで炒めます。

玉ねぎは薄めにスライスします。

先ほどパンを炒めた鍋にスライスした玉ねぎを加えて、中火でじっくりと甘みが出てきつね色になるまで丁寧に炒めます


バターが足りないようでしたら、適宜追加してから玉ねぎを炒めてください。

ドイツのレシピサイトを見ていると玉ねぎはいれないというレシピも散見されますが、やはりスープの基本は玉ねぎ(持論)ですので、入れたほうが旨みが出ます。

それに食事としてのスープの場合なら、玉ねぎが入っている方が満腹感も増しますから、玉ねぎが入らなければほぼほぼ液体のみですからね。玉ねぎを入れないレシピはホットビールに引っ張られているのかねぇ。

いよいよ、真打登場!ビールを注ぎ入れて煮込みましょう!!

玉ねぎを十分に炒めたら、いよいよビールの出番です。

鍋にビールをドボドボっと注ぎましょう。ビールは加熱すると、とんでもない量の泡が発生します。吹きこぼさないように気をつけて!!

材料のところでも書いた通り、マイルドで深みのあるダーク系のビールがオススメです。今回は我が家の冷蔵庫事情からクリアアサヒを使っています笑

さらに、適量のブイヨンも加えていきましょう。ブイヨンは市販の固形スープの素を使っても構いません。中火でじっくりと煮込んでいきます。十分に煮込んでビールのアルコールもしっかりと飛ばしてしまいましょう。

じっくり煮込んだら、ミキサーにかけてクリーミーに仕立てます。

ミキサーにかけるかどうかも、レシピの分かれ目ですね。

ミキサーにかけたクリーミーなタイプのBiersuppeの方が主流のように思いますが、ミキサーにかけずにそのまま澄んだスープに仕上げるタイプのものも少なからず存在するようです。

個人的なオススメはこちらのミキサーを使ったクリーミータイプです。ビールのクリーミーさとの相性も抜群ですしね。

今回は粗熱をとってから、クリーミーになるまできちんとミキサーにかけていきます。

念押ししておきますが、ミキサーにかける際には十分に粗熱をとってからにしましょうね。熱々の状態でミキサーにかけると危険ですから注意しましょう。

生クリームと卵黄でリッチに仕上げます!!

もはやドイツでは定番と言っても良い組み合わせが卵黄と生クリーム。ソースの仕上げなどにも使って濃厚さととろみを底上げします。

さて、スープを具材共々ミキサーで滑らかにした後、再び鍋に戻して温めなおします。

生クリームと卵黄はボウルなどに入れて十分にかき混ぜておきましょう(→卵液)。

十分に温まったら、弱火にして卵液を注ぎかき混ぜます。急激に加熱しすぎると卵黄が固まる恐れがあるので注意しましょう。最後に塩胡椒で調味すれば出来上がりです。器に盛り付けて、最初に取り置いておいたパンを飾り付けていただきます。

このみで、パセリを散らしたり、ナツメグなどのスパイスをふりかけてもよろしいです。

“Biersuppe”完成!!

さて、これでBiersuppeの完成です。

簡単でしょう?是非お試しあれ!

ほのかに残るビールの苦みとバターで炒めたパンの香ばしさが絶妙ですよ。

Guten Appetit!!

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