台湾の薬膳スープ。”月子餐” の代表的料理”麻油鶏(マーヨージー)”本格レシピ

台湾の薬膳スープ”麻油鶏(マーヨージー)”とは

“麻油鶏”とは台湾の薬膳スープの一種であり、”麻油(マーヨー)”というのは”ごま油”のこと、”鶏(ジー)”はそのまま”鶏肉”のことを意味する。つまり、ごま油と鶏肉のスープというわけなのだが、実はこのスープにはもう一つ隠れた主役がいて、それが”生姜”なのである。

詳細は省くが、ごま油は薬膳において“凉性/甘味/帰大腸経”となり“血流促進・整腸作用”があるとされる。一方で鶏肉は“温性/甘味/帰脾・胃経”消化器系を温めるとともに滋養強壮効果を持つ。そして、生姜は“微温性/辛味/帰肺・脾経”となり、鶏肉同様消化器系を温める効果を持ち、加えて肺を温めたり風邪を治す効果を持つ。

「冷えは万病の元」とも言いうので、体を温めてくれる”麻油鶏”は寒い時や体の弱った際には最適のスープだといえる。台湾では産後の女性が飲むスープとしても有名である。

台湾と薬膳 “月子餐 “

台湾では「医食同源」の考えが深く浸透しており、普段の食事にも漢方食材が取り入れられている。ちなみに漢方薬は”中薬(ヂョンヤオ)”と呼ばれ、この”中薬”と食材を中医学理論に基づいて組み合わせたのが薬膳となる。

例えば産婦が出産後約一ヶ月養生する”坐月子”と呼ばれる慣習があり、この”坐月子”には様々な決まりごとがあるらしいが、中でも食事は重要視され、”月子餐 “と呼ばれる熱温性の食材を使った薬膳が食べられるという。”麻油鶏”はこの”月子餐 “の代表的な料理の一つである。

また、普通の水を飲むのもよろしくないと考えられており、この”坐月子”の期間中は米酒(ミーチュウ)のアルコールを飛ばしたもののみを飲む産婦さんもいるのだとか…。

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現地では、そうめんを入れて煮込む”麻油鶏麺線(マーヨージーメンシェン)”という食べ方も一般的である。

では、薬膳スープ”麻油鶏”の本格レシピを紹介しよう。

“麻油鶏 “の本格レシピ

*本レシピは公開から一定期間経過しているので有料化しています。

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