シュヴァイネブラーテン(Schweinebraten)とは??
Schweinebraten(シュバイネブラーデン)。
今回ご紹介するのは、日本人にとっての”ザ・ドイツ料理”という印象そのままの豪快な豚肉料理です。
シュバイネブラーデン(Schweinebraten)というのは、”Schweine”が”豚肉”、”Braten”が”ローストする”という意味です。つまり、ドイツのローストポークです。
本場ドイツでは、さらにカリッカリにローストされた豚皮がつくこともあって、このカリッカリの豚皮は非常に美味しいのです。
とはいえ、日本では皮付きのブロック肉なんてなかなか手に入らないので仕方ない。
Schweinebratenの付け合わせの定番はじゃがいも団子(カルトッフェルクヌーデルKartoffelknödel)です。
バイエルン風はビールを使う!!
シュバイネブラーテンはドイツ全土で一般的な料理なのですが、地域によって様々なバリエーションがあります。日本で一番有名なのはおそらくバイエルン風のシュバイネブラーテンです。
バイエルン風シュヴァイネブラーテンはビールを使います。基本的には黒ビールが使われることが多いですが、人によっては黒以外のビールを使うこともあるようです。(今回紹介するレシピでもRadebergerを使っています)
ちなみに、よく使われている香辛料としてキャラウェイとクミンが挙げられますが、ドイツの人々の間でもどちらを使うかでキャラウェイ派とクミン派とに大きく分かれているようです。
ちなみにドイツ語ではキャラウェイ=Kümmelで、クミン=Kreuzkümmelとなり、非常に似た言葉になっており混同されることもしばしば。この名前の類似性からか、わざわざ”クミンじゃなくてキャラウェイを使えっ”と明言しているドイツ人までいるほどです。
個人的にはキャラウェイの方が好きなので、今回はキャラウェイを使ったレシピを紹介します。