独特の香りが癖になる!!替えのきかないタイの食材達!!
おいしいタイ料理を作りたければタイ食材は必須。
タイにはタイならではの独特な食材が沢山あります。
タイ料理 といえば”トムヤムクン”を連想する人が多いと思いますが、あの独特の香り、辛味、酸味は、これらはタイ特有の食材を使用することで生み出されるものです。
日本の食材でなんとか代用しようと頑張っている方もいらっしゃいますが…。
個人的には、あの独特の味を日本の食材で再現することはなかなかに難しい…というか、正直不可能だと思います。
知り合いのタイ人の留学生も、タイ食材をわざわざ国から家族に送ってもらっていました。
それほどにこれらのタイ食材は代替のきかない独特なものなのです!!
もちろん今ではネット通販を始め物流面でもいろいろと便利になっていますので、日本でも比較的たやすくタイの食材を手に入れることができるようになっています。
簡単な入手方法はのちほど紹介します。
タイ食材の代表選手達!!
それでは、タイ食材の代表的なものを簡単に紹介しておきましょう。
“パクチー”
言わずと知れたタイ食材の代表格ですね。独特の香りが苦手な人も多く、好き嫌いが分かれるようですが、良くも悪くも非常に知名度の高い食材です。
実はこのパクチーって意外と身近な食材で、香辛料としての別名はコリアンダー。カレーのスパイスのひとつです。
また、中華料理でも香菜と呼ばれ様々な料理に使われています。
“レモングラス”
トムヤムクンの香りの主要因ですね。
レモンと同じ香味成分シトラールを含んでいてフレッシュな香りが特長です。かなり硬くて、食感は木の枝のような感じです。
最近ではレモングラスはデパートなどでも比較的簡単に手に入ります。
“ガランガル”
タイ語で”カー(ka)”と呼ばれるタイの生姜です。トムカークンのカーはこれ(トムカークンレシピへのリンクは次の項で)。
生姜は生姜でも日本の生姜とはまるで違う味と香りを持ちますので、この食材は特に日本のものでは代替が効きません。
ちなみに生のガランガルは非常に硬く薄切りにしたりするのがなかなか骨です。日本で生のガランガルを手に入れるのはそこまで容易ではなく、タイ食材専門店やネット通販以外ではなかなか手に入らないかもしれません。
“ホムデン”
日本語では”赤わけぎ”です。
見た目は、いわゆる赤小タマネギですが、こちらもガランガルと同じく日本の赤タマネギとはまるで別物です。
ちなみに、現地での英語表記はonionではなくshallotなので、タマネギというよりエシャロットに近い扱いなのでしょうね。
実際食べた感じもそんな感じです。
“コブミカンの葉(バイ・マクルー)”
タイ料理スープや煮込み料理には欠かせない食材!!
西洋料理のベイリーフみたいな感覚で使います。
コブミカンは英語でkaffir limeと呼ばれれますが、ライムとは別種の柑橘類です。葉には強い芳香があり、煮込み料理に用いられます。
ちなみにkaffirには、人種差別的な(侮蔑的な)意味が含まれているので注意!!
“プリッキーヌ”
2~3cmの小さな唐辛子です。しかし、その辛さはかわいらしい大きさとは裏腹に、日本で見かける唐辛子とは比べものにもならないほどの辛さ。
ちなみに、あまり素敵ではありませんが、プリッキーヌというのは”ネズミの糞のような”という意味だそうです。
これも日本ではなかなか手に入りにくい食材ですが、トムヤムクンにはなくてはならないものです。
“バナナの葉”
これは、番外編…というか、そこまで頻繁に使われるものではありませんが…。
バナナの葉は、これ自体を食べるわけではありませんが、タイ料理ではそれなりに使われます。
例えば、Naemと呼ばれる料理は、豚肉をバナナの葉で包んで発酵させたものです。実際、相当に大きな葉っぱです。
タイ食材を使ったタイの料理各種。。
さて、これらの食材を使った料理も少し紹介しましょう。本ブログで紹介しているレシピです。
“トムヤムクン(Tom yum goong)”
言わずと知れたタイ料理の代表格!!
海老の濃厚出汁に唐辛子の辛さとレモングラスの香りが特徴的です。
“トムカークン(Tom ka goong)”
トムヤンクン同様に海老を使ったタイでは一般的なスープ。
ココナッツミルクを使っているのでまろやかな甘みのあるスープです。
他にもタイ料理はいろいろあります。興味がございましたらこちらのまとめページをご覧ください。。
現時点では上記2つを含め3品分のレシピしかのせていませんが…。
タイ食材の入手方法。
では、どうやってこれらのタイ食材を手に入れるかですね。方法はざっと4種類。個人的に感じた利点、欠点も合わせて書いておきます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
1.デパ地下や輸入食品店に行く!
最近ではタイ料理も大分日本で浸透してきて、パクチー、レモングラス、ナンプラーなどの有名食材であればデパートの食品売り場などに普通に売られています。
また、輸入食品店であればさらにもう少しコアな食材や、調味料も取り扱われていることが多いです。
もしかすると、探せばタイ食品専門のお店なども見つかるかもしれません。
利点:自分の目で見て選べるし、その場ですぐに商品が手に入るので、一番確実で手軽。かつリーズナブル。
欠点:タイの食材はまだそこまで一般的でないので、あまり多種多様な食材が手に入るとは言えない。
2.通販を利用する!!
最近はネット通販がかなり充実しています。タイから直輸入で商品を扱っているネットショップなども沢山あります。
通販なら日本中どこに住んでいても容易にタイ食品を手に入れることができますし、店側も店舗を構える必要がなく専門化しやすいため、かなりコアな食材などの扱いも豊富です。
利点:タイ食材を専門に取り扱っているショップが多く、かなりコアな食材も手に入りやすい。また、いくつかのショップを比較することができ比較購入が可能。
欠点:欲しいと思った時にすぐに手に入るわけではなく、とどくまでは商品の質もわからない。また冷蔵・冷凍郵便が使われることも多く、配送の際は家にいなくてはならなかったりする。送料も自己負担の場合が多い。
ちなみに僕は、タイ食材の購入には楽天からKrua Thai Kitchenを利用させてもらっています。
3.タイフェスティバルに行く!!!
最近ではタイに限らず、さまざまな国のフェスが催されています。こういうフェスではその国の食べ物が食べられる他、雑貨や食材なども売られていることがあります。
調べてみて近所でこういったフェスが開催されていれば足を運んでみるのも一つの手段です。
ちなみに上写真は知人が行ったタイフェスティバルの写真。
利点:意外な掘り出し物が見つかったりすることがある。さらに実際に現地の食べ物なども食べられるので、食材の購入だけでなく、料理の雰囲気もつかむことができる。
欠点:常時開催されているわけではないし、欲しい食材が売られている確証もない。もし近所で開催されていて、かつ欲しい食材が売られていたら
4.現地に行って買ってくる!!!!
最終手段としては、実際に現地に行って買ってくるという手段もあります。もちろんお金と時間に余裕のある人のみに許された手段ですが…。
LCCならタイまで片道15000円くらいでいけます。時間は7時間くらいでしょうか。ちなみに首都バンコクには日本企業も多く進出しており、日本語が通じるところも多くあります。
またタイの物価は日本に比べて圧倒的に安いので、食材も安価に手に入ります。まあ、旅費がかかりますけどね笑
正直食材購入のみを目的とするなら現実的ではありませんが、観光や出張のついでなら悪くはない手段です。あるいはタイに旅行に行く知り合いにお土産として買ってきてもらうとか。
ちなみに税関は注意。。
利点:もちろん現地なので、どんな食材でも手に入る。さらに日本に比べて圧倒的に物価が安い。
欠点:食材購入を目的とするのであれば、時間も費用もかかりすぎる。